『R°』专辑日文歌词



2002. 3. 6

Booklet Page 1:

All Songs Written by Rurutia

Arrangement: Rurutia Taka Satoh (Craftsman Music Ltd)
Rhythm Keyboard Programming: Taka Satoh (Craftsman Music Ltd)

エレメンツ
Background Vocal: Rurutia

知恵の実
Bass: Keiichi Shiraishi
Electric Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

愛し子よ
Bass: Keiichi Shiraishi
Acoustic Electric Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

ロスト バタフライ
Bass: Keiichi Shiraishi
Acoustic Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

赤いろうそく
Bass: Keiichi Shiraishi
Acoustic Electric Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

雨の果て
Bass: Keiichi Shiraishi
Acoustic Electric Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

僕の宇宙 君の海
Bass: Keiichi Shiraishi
Electric Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

僕らの箱庭
Bass: Keiichi Shiraishi
Acoustic Electric Guitar: Hitoshi Umemura

銀の炎
Bass: Keiichi Shiraishi
Acoustic Electric Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia

ハートダンス
Acoustic 12 str Guitar: Hitoshi Umemura
Background Vocal: Rurutia



01. エレメンツ


笑いながら剣を翳して
羊飼いが来る

笑いながら静寂が裂いて
羊飼いが来る

残されていた アザミの森さえ
無防備な姿に 焼き尽くされていく

泣き叫ぶ風を 一つ残らず
聞き漏らさないで
その耳を研ぎ澄まして
…聞いて

禁じられた歌を聞かされた
子供たちがいる

禁じられた歌を歌いながら
子供たちがいる

眠ることも許されないまま
何も知らず 濁った泉の水を飲む

闇という闇を 余すことなく
見落とさないで
その目を大きく開いて
…見て

泣き叫ぶ風を 一つ残らず
聞き漏らさないで
その耳を研ぎ澄まして
…聞いて

 

02. 知恵の実



少年はまだ幼すぎて
知恵の実をうまく飲み込めない

季節たちは 彼を追い越して
取り残されてうずくまった

いたずらな視線が削る背中
鋭く細くなるばかり

僕の躰は鈍く光ナイフ
それでも 誰か 抱いておくれ

噎せかえるほどの金木犀
少年は少女に出遭った

「可哀想に」と抱きしめられ
「やっと見つけた」と彼は泣いた

想いを全部口にしたいのに
喘ぐばかりで声にならない

僕の喉の奥深く 揺れるリンゴ
この想いごと 剔っておくれ

僕の躰は鈍く光ナイフ
それでも 強く 抱いておくれ

想いを全部口にしたいのに
喘ぐばかりで声にならない

僕の喉の奥深く 揺れるリンゴ
腐りきれずに 困ったリンゴ

僕の躰は鈍く光ナイフ
血まみれのままで 抱いておくれ

僕の喉の奥深く 揺れるリンゴ
生まれかわる日まで 揺れるリンゴ



03. 愛し子よ


愛し子よ いつまでも この胸に抱かれて眠りなさい
稚い あなたのことを もう二度と逃がしたりはしない

彼女のことなら 忘れてしまいなさい
ざらついた猫撫で声が その耳を舐めないように
咽を締めあげておいたから

ふたりだけでいい 他には誰もいらない
私だけがあなたを満たせるわ
あなたの足に銀の足かせをはめましょう
同じ過ちを犯さないように

愛し子よ この胸に 脈打つ甘い蜜を吸いなさい
稚い あなたから もう二度と目を離したりしない

彼女のことはもう 気にしないでいいわ
もしもまた爪を立てて あなたを奪いに来たら
この手で 撃ち殺してあげる

抗うことなく さあすべてを預けて
私だけがあなたを生かせるわ
あなたの羽根を千切り棄ててしまいましょう
もうどこかへ飛び立てないように

ふたりだけでいい 他には誰もいらない
私だけがあなたを満たせるわ
あなたの足に銀の足かせをはめましょう
同じ過ちを犯さないように

抗うことなく さあすべてを預けて
私だけがあなたを生かせるわ
あなたの羽根を千切り棄ててしまいましょう
もうどこかへ飛び立てないように…

 

04. ロスト バタフライ


Butterfly 彷徨うよ 地下鉄は迷宮さ
はばたいても はばたいても 見つからない 出口

Someday もし君に そんな日が 訪れたら
思い出して 思い出して 僕は此処にいるよ

幸せの意味はたぶん 心の数だけあって
だけど それじゃ多すぎて
見失う 僕ら

さぁ 繰り返すような日常が
ゆっくり未来変えてゆく
焦るほど絡みつく 夢というクモの糸

君が羽根焦がし飛ぶのなら
太陽さえ 届くだろう
美しく 溶ければいい 微笑み 見せながら

Anyway いつの日か 人は皆 別れゆく
それでもいい それでもいい 君に僕は会えた

Far away 離れても 幸せは祈れるよ
届かなくても 届かなくても 君の歌を作ろう

生まれた意味は きっと
死にゆく時 気づける
だけど それじゃ遅すぎて
彷徨うよ 僕ら

さぁ 押し潰すような現実は
きっと君を変えるだろう
変われるから 君は君で 在り続けるのさ

君が声嗄らし叫ぶなら
三日月さえ 落ちるだろう
躊躇わず ゆくがいい かすかな光でも



05. 赤いろうそく


雲の波 星を隠す
ビルの森には 輝くに赤いろうそく

細い雨は すべて濡らし
最後の夜は ピカピカに磨かれていた

かごの中の甘い夢 くちびるから逃げた

すべてが嘘だと言ったあなたを許せる
許せないのはこの胸 ざわめいて泣き止まない胸

窓の下 流れる銀河
あの日と同じ 輝く赤いろうそく

永遠に甘い夢 閉じ込めればよかった…

サラサラ流れる この声を綴った波は
あなたに届かないまま 星の河を漂ってる

すべてが嘘だと言ったあなたを許せる
許せないのはこの胸 いとしいと泣き止まない胸

サヨナラ流れる この声を綴った波が
あなたに届かないまま 星の河へ落ちて行く


06. 雨の果て


求める胸は抑え切れず 寄り添いあった言葉
君の瞳は悲しい罪の色を映し出す鏡

ほどけないように ふるえる指を手繰り寄せた

誰も知らない 果てに行こう
煙っている重たい空を潜り抜けて
振り出しだ雨 君の肩を
濡らす雫が余計な音を消してくれる

君と僕は手をつなぎ歩こう
激しい注ぐ雨の中を

静かに強い君の微笑みが 憂いの空を照らすよ
何も無い僕に与えてくれた 明日を信じ夢を見ること

ほどけないように この指をきつく握り締めていて

誰も知らない 果てに行こう
許された道は無くても怖くはないよ
雨が止んだら 虹が咲くよ
君の小さな白い胸にも 虹が咲くよ

つないだ手の熱さと雨音が
二人の背中を押した

誰も知らない 果てに行こう
煙っている重たい空を潜り抜けて
振り出した雨 君の肩を
濡らす雫が余計な音を消してくれる

君と僕は手をつなぎ歩こう
甘やかに注ぐ雨の果てへ




07.僕の宇宙 君の海

拡がる黒い雲を分けて 微かな光が
静かな路を照らしていく
夜明けが始まる

しなやかな 羽のような
君の手を取りながら歩く

僕から生まれる 想いのすべては
君へと向かって つながりながら
やがて小さな宇宙になる
終わらない輝きを抱いて

拡がる黒い雲を消して 眩しい光が
きらめく琥珀色の粒を 君にそっと振り掛ける

穏やかな時間の波に
淡い影が二つ浮かんでる

君からこぼれる 言葉のすべてが
僕へと伝わって 深く流れて
やがて大きな海になる
変わらない輝き放つよ

僕から生まれる 想いのすべては
君へと向かって つながりながら
やがて小さな宇宙になる
終わらない輝きを抱いて


08. 僕らの箱庭


どうしてにくしみを 与えてしまったの
どうしてやさしさを 奪い去っていくの

遠く深い空 答えをもう教えて

きれいなきれいな箱庭で
ほら 今日も何かが壊れて
行く先を知らない僕らは
ただ小さく震える砂の粒

無邪気な傷口は 一人で縫いました
無意味な怒りなら 自分で食べました

救いを求める指は宙を切るだけ

僕らが遊ぶ箱庭で
ああ 明日は何かが壊れるの
安らかな雨に濡れるまで
ただ僕らは舞い飛ぶ砂の粒

きれいなきれいな箱庭で
ほら 今日も何かが壊れて
行く先を知らない僕らは
ただ小さく震える砂の粒



09. 銀の炎


柔らかに滲む青い霧が
いつの間にか 空を埋めて
水晶の月に火が灯るわ
あなたと私を包んでいく

何も見えないから 強く抱いていて
月の炎の中で 揺れて続けていたい
たとえこのまま灰になっても構わないから

流れていく 夜のにおいと
溢れ出した 星達の歌
月が燃えて 蜜を焦がしていく
やさしく冷たい銀の炎

あなただけを感じたい 少しも離れないで
月の炎に負けない もっと熱いキスを
たとえこのまま息が絶えても構わない

ねぇ 何も見えないから 強く抱いていて
月の炎の中で 揺れ続けていたい
たとえこのまま灰になっても構わないから


10. ハートダンス


舞い上がる 春花
駆け上る 夏雲
匂いたつ 秋風
眠りつく 白冬

呼び掛ける 空の音
諭すのは 海の音
抱くように 土の音
奏で合う 人の音